川島永嗣 著 本当に「英語を話したい」キミへの書籍レビュー

私はスポーツ選手の書籍やドキュメンタリーが好きです。

世界の第一線で活躍する選手の感じている事やアイディアに触れる事が出来ますし、私も「がんばろう!」とパワーをもらえるからです。

 

今回はこちらの書籍の感想をみなさんに共有したいと思い記事を書きました。

「本当に英語を話したいキミへ」川島永嗣 著

 

川島永嗣選手は19歳で初海外遠征を経験、外国語が全く話せず悔しくて歯がゆい思いを経験します。

それを機に思考錯誤をしながら自分なりの英語習得方法を作り上げ、いまでは英語、フランス語、イタリア語、オランダ語などなんと7か国語を使うまでになっているそうです。

 

外国語を習得するための考え方が随所にちりばめられている

川島選手が自身の置かれた環境の中で自分専用の勉強方法を確立していった考え方・メンタリティがふんだんに盛り込まれています。

読んでいて思わず頷いてしまう箇所がいくつもありました。

 

いくつか紹介したいと思います。

 

・毎日使うような言葉を100語覚える p59
・疑問に思った言葉はすべて「これ何て言うんだろう」って調べていく p60

一時期、1日〇〇個覚えるというノルマをトライしたものの成功した試しがないそうです。1カ月間で使うかどうか分らない単語を15分、30分と時間をかけて覚えることに意味を感じなくなり、単語はその都度覚えるというスタンスにシフトしたそうです。

私も単語帳片手に端から暗記していった事がありますが一周終えて戻ってくると最初に覚えたことはほぼ忘れていました(笑)。その経験から私は、毎日の生活で出会った単語を優先して覚えるようになりました。

 

・無理なく続けられるもの、楽しく取り組めるものを探していく。 p98

川島選手は語学学習のモチベーションを持続させるコツとしてあれこれ試していたそうです。「英単語3000」みたいなものから英検4級、5級の問題集、TOEIC,TOEFLなどの参考書も片っ端から挑戦。英会話スクールのECCに通ったり、イングリッシュタウンでオンライン受講していたことも。

さらに「先生探すドットコム」で個人レッスンも試していたそうです。なかには途中で挫折したものもあったようですが、あれこれ試しながらも英語学習はずっと継続していたことが分かりますよね。ちなみに現在は「ロゼッタストーン」に落ち着いているそうです。

 

 

・相手に「わからない」と伝えることもコミュニケーションのひとつ。p115

これは私も耳が痛いです。最初のころは「聞き返す」ことに抵抗があり、なんとなく分かったふりをしたり、愛想笑をして済ませたことが良くありました。

「もう少しゆっくり話して」「〇〇(単語)ってどういう意味?」「もうちょっと分かりやすく」こういった表現を身に付けるだけで相手とのコミュニケーションを一歩進める事ができます。

 

・「自分は語学には向かないんだ」とは、決して思ってはいけない
・わからないままとりあえず先に進めてみる
・ひとつの課題、ひとつの学習法で立ち止まらない。p95,96

英会話の勉強法や教材が自分に合わなくても、そこで自信を無くしたり自分を責めたりせずに「相性が悪かっただけ」と思って、次の学習方法にいくことを川島選手は勧めています。英会話を勉強する目的が、英会話を上達させるから1つの教材・方法を最後までやるに変わっちゃっていますからね。
また、勉強でどうしても分らないことが合った場合、そこにこだわらずにとにかく進めてみるのも1つの手段。なぜなら後で振り返ると「どうしてこんなところでつまづいていたんだろう?」と時間が解決してくれることもあるからだそうです。

 

・失敗した自分を楽しめるくらいほうが、語学の勉強がずっと楽しくなる p169

私はすごく良い考えだなぁと思いました。自分の英語が相手に通じなかったり、聞き取れなくても「まだ勉強中だから」と思えば気持ちが楽になります。

自分が表現を間違えて相手がポカンとしても「あ、間違えた(笑」って言えばその場を笑いに変える事も出来ますよね。

 

失敗と学びのサイクルは楽しい

川島選手が語学を習得できたのは、失敗しては学び、学んで実際に使ってみては学びなおし、、、その試行錯誤をずっとやってきたからこそだと思います。

 

そして試行錯誤の結果、川島選手の中から「失敗」が消えて行ったように見えました。肩ひじ張らず、気楽に外国語の習得を楽しんでいるのです。もし相手に言葉が伝わらなかったら「間違った」で済ませて、なぜ間違ったのか軌道修正をして学びなおしています。

失敗=学びのキッカケ、と捉えているのかもしれませんね。

 

そんな捉え方をしているから、川島選手はどんどん失敗しては学びなおし、外国語を上達させていっているのだと思います。

 

まとめ

本書は具体的な勉強方法が書いてあるわけではありません。

しかし重要なことは、川島選手が自身の置かれた環境を最大限に活かして勉強方法を確立していったプロセスや考え方を私たちが学びとれるかどうかだと思います。

 

仮に川島選手が海外移籍が決まらず国内にいたとしても自分なりのやり方を探して外国語を習得していたのではないでしょうか。

 

もし英語の勉強方法に行き詰まりを感じていたのなら読んでみてはいかがでしょう。
7か国語を習得した川島選手の考え方はとても参考になります。

 

そして、「勉強を頑張ろう!」と気持ちが奮い立ってきます。

 

「本当に英語を話したいキミへ」は語学習得を志している人にぜひお勧めしたい本です。

 

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