英語の語彙を増やすコツ②~語彙の即効性と遅行性

 

語彙を増やすの関連記事:

英語の語彙を増やすコツ①~すぐ忘れるのは〇〇がないから

 

前回の記事:英語の語彙を増やすコツ①のおさらい

簡単に前回の記事のおさらいをしてきます。

 

語彙を思うように増やせないのは記憶力の良し悪しが原因ではありません。覚えようとしている単語が自分と関係がない、つまり日常生活で登場するかどうかわからないような単語の場合は覚えたとしてもすぐに忘れてしまいます。

 

市販の英単語帳は大学受験やTOEICなど点数を取るために必要な英単語が載っているので、「英語を話すために必要な単語」が載っている英単語帳とは別物です。全く使えないわけではないのですが、日常生活では使わないような英単語も混ざっています。市販の英単語帳を最初から最後まで覚えようと疲れてしまいますし、実践的な英会話学習とは努力の方向がちょっと違っているのです。

 

まとめると、

自分と関係のある英単語は覚えやすく、関係ない英単語は忘れやすい

市販の英単語帳を最初から最後まで頑張って覚える必要はナシ

ということでした。

 

 

語彙の即効性と遅行性

語彙と一口に言っても、語彙には即効性と遅行性があることをご紹介しようと思います。

語彙の即効性と遅行性は次のように定義することができます。

 

語彙の即効性:すぐ使える・勉強の成果を実感できる語彙

語彙の遅行性:なかなか出番がないけど、後々役に立つ語彙

 

語彙の即効性:覚えたらすぐ使える・勉強の成果を実感できる語彙

英会話を3ヵ月とか6ヶ月で使えるようになるひとは、間違いなく即効性の語彙を鍛えています。

 

例えば、英語を社内公用語化するとか、海外転勤が決まった、留学生に教えないといけない(私です)など、

何かしらの理由で1か月後・1週間後・早い場合は明日から英語を使わなければいけない状況だからです。

 

のんびりNHK英会話を見ていては間に合いませんよね。

音声教材を聞き流している場合ではありません。

 

そのため、あるシチュエーションに特化して英語をインプットしていくのです。

 

英語が社内公用語化する場合なら最低でも社内にいる間は英語を使えるようにしなければいけません。

仮にあなたの会社が英語を公用語化したとしたらどんな行動をとるでしょうか?

 

マーケティング部署に所属しているならマーケティングに関する英単語を集中して覚えればいいですよね。

また、社内で交わしている日本語の会話・メールを英語に置き換える練習をすればいいでしょう。

例えば、「報告の時間を下さい」とか「いつまでに出来そう?」とか普段仕事で何気なく口にしている日本語を英語に置き換えるのです。

 

私が留学生に実験を教えた時は、実験操作を英語で全部言えるようにしました。

 

例えばこんな英単語です。

centrifugation for 5min(5分間遠心分離)

vacuum freeze drying equipment(真空凍結乾燥装置)

culture for 3days(3日間 培養)

syringe(注射器)

evaporation(減圧濃縮)

 

文法は後回しで片言の単語とジェスチャー・図解でコミュニケーションしましたがそれでも通じるんですよ。

 

仕事や趣味などあるシチュエーションに特化した語彙の増強は即効で効果を実感することができます。

なぜなら、覚えたその場で使えますし近いうちに使う予定があるからですよね。

 

勉強の成果を実感できるのでどんどん覚えたい!というモチベーションアップにもつながります。

モチベーションが上がれば勉強も楽しくなるので、英会話習得のスピードがどんどん加速します。

 

 

語彙の遅行性:覚えてもなかなか出番がないけど、後々役に立つ語彙

日常英会話をマスターしたい人が、勉強を頑張っては挫折している理由は遅行性の語彙のインプットがメインだからです。いつ使うか分らない・使う機会のない英単語ばかり覚えているから勉強の成果を実感できないのです。英単語の知識は覚えても使う機会がなければ忘れてしまいますよね。

 

市販の英語教材は基本的に遅行性の語彙しか身に付けられません。日常英会話のようなぼんやりとしたテーマの単語帳しか見当たらない理由は、1つのシチュエーションに特化した英単語帳が作りにくいからでしょう。サーフィン頻出英単語集とか登山者向けの英単語集とかあればピンポイントでユーザーにウケそうですよね。

 

市販の英語教材やNHK英会話の内容が全く役に立たないわけではありません。

遅行性の語彙はスポーツで言えば基礎体力のようなもので、のちの英会話生活を支える屋台骨となってくれます。

一朝一夕に身に付けられる語彙ではないので、長期的にインプットしていくと良いでしょう。

 

 

即効性の語彙と遅行性の語彙はバランス良く育てる事が大事

即効性の語彙は覚えたその場で使う事が出来るので学習効果を感じやすいのに対し、遅行性の語彙は知っていると役立ちますが出番は少なめです。

 

即効性の語彙はいわばヲタクのようなものですから、特定のシチュエーション以外では使い勝手がよくありません。

私も実験に特化した語彙だったので、留学生と食事に行ったときは何も言えずにとても気まずい思いがしました。

実験の場では英語で会話できても、普段の会話は話せないのはある種のコミュ障ですよね。

 

こういう時に便利なのが遅行性の語彙なのです。

相手の食べ物の好みを聞いたり、お店の場所を教えたり、日本の文化やエンタメ情報を教えたり、、、。

 

英語で聞きたい時・教えたい時にパッと答えられると、とてもスマートですよね。

遅行性の語彙は日の目を浴びにくいですが、ストックしておくと凄く便利で、「勉強しておいて良かった!」と思える語彙です。

 

即効性・遅行性の語彙、どちらが良い悪いという話ではなくどちらも大切ですので、バランスよく育てる事を意識してみて下さい。

 

 

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